ゴキブリ祓う五条
「早く! 祓ってよお!!」
「祓ったらオマエの特訓になんねーだろ。こんなクソ弱Gの呪いなんか直ぐ祓え早くしろ」
「やだ! むりむりむり!」
「ほらほーら??? ゴキちゃんでしゅよ~」
「むりいいいいいい」
無下限で直接は触れないのをいいことに、ゴキブリをつまみあげに放り投げてやる。
あまりにも虫嫌いなをどうにかしてやってくれ悟と無責任に夜蛾センが俺の任務に付けてきた。は超絶パニックですと顔に書きながら呪力コントロールも放棄して泣き叫んでゴキブリから逃げている。いや殺せよ。子分殺しまくったら黒沐死も出て来たりすんじゃね? なんで俺がただのゴキブリみたいなクソゴキブリ低級呪霊数だけ多い、の相手をしなきゃなんねーんだよ。オマエでも殺れるから殺ってみ。
「ドブ森みたいにぷちぷち潰してみれば」
「やだ!! むり!!! イヤーーーッ!!!!!」
ギャーギャー喚きながら走り回るの後ろを追いかけるゴキブリ、キモ。
「イヤアアアアアアアアアアアア」
「ウルッセ」
「助けて、五条、ごじょ、たすけ、」
後ろに黒い大群を背負って、泣きべそのは真っ直ぐに俺の方へ駆けてくる。の泣きべそは可愛いのに背負ってる図がキモすぎる。
「ごじょお!!!」
仕方ないから腕を広げてやると、目をうるうるさせながら、がばっとひしっとが全力で飛びついて来る。素直じゃん。
なあ。重いんだけど、ゴキブリぐらいどうってこと無いだろ。さっさと祓えよクソ雑魚。言おうとして息を吸った。いい匂いした。フゥー……と息を吐いた。ねぇ待って柔らかいんだけど。
ドキドキしてきたドキのムネムネを誤魔化すようにの背中にダイブしてきたゴキブリ集団を上から無限を圧縮してぐしゃぐしゃ潰す。そんなぎゅって背中に手ェ回すな!! 当たってんだよ!!!
「あっあっ、あっヤダ、やだ、やめて、やだ、ヒイッ、やだッ……ヤダァ~~!!!」
いや無限ナカ入れてんじゃんなんで喘いでんの。俺に全力でくっついて俺をぎゅうぎゅう抱き締めながら全力で喘ぐのやめて。後ろに聞こえるグシャグシャ音が嫌なの? つむじ可愛いね。髪さらさらじゃん。俺の胸凹みそうなぐらい、おでここすりつけて頭埋めてくんのどうしたの? いい匂いするんだけど。腕細いね。おっぱい柔らかいね。ねえ。
中腰になるためを剥がしてほっぽった。突然無限から放り出されたの足元からグシャという音が鳴る。はブルリと爪先から頭のてっぺんまで震え上がり、声も出ないのか、言葉を失って口をパクパクさせている。金魚かな。チューして欲しいのかな?
「? ……! …………!!」
「ア。オイまだ祓えてねーぞ」
「!!!??!!」
彼女の足に踏まれているゴキブリが悶えている。天を仰いだの上体が不自然に後ろへ逸れた。今の涙目可愛かった。イった時こういう顔すんのかな。
彼女の足元のゴキを狙い撃ちで祓ってる間に、スローモーションのようにが倒れていく。
彼女を無限で引き寄せて支えて顔を覗き込むと、見事に真っ青な顔で目を閉じていた。
「……オイ」
気絶しやがった。ゴキブリ踏んだだけで??? もうコイツ呪術師やめた方がよくね???
「あ?」
頭上に影が差す。無限にべっとりと張り付いているのはゴキブリフェイスだ。クソデカゴキちゃん。黒沐死じゃん。ゼンッゼン気付かなかったわ。の泣き顔まだ脳裏に焼き付いてるわ。邪魔すんな今すぐ消えろクソゴキ。俺よりデケーな。ゴキブリ・グランデ。六眼天衝で祓ったら、なんか起きたりしねぇかな。
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