五条がグラサンを取る

「おいブス」
「おいつってんだろ」

 お前は呪霊か?ひたすらに五条君に付き纏われながら、私はひたすら高専内を彷徨っていた。

「返事しろ」
「お前のことなんだけど」


 あ、あ、あれは!硝子ちゃん!

「硝子ちゃん助けて!」
「うわ、、また呪霊連れてんの」
「は?」
「そうなの硝子ちゃん。おかしいよね?」
「このバカがまともだったことなんてほぼないよ。聞き流したほうがいい」
「バカって言った?ねえ今バカっつったよね?」
「ちょっと黙って。今度見殺しにするよ」
「ヒッ……」
「いいな硝子ちゃん…つよ…」
「硝子でいいよ、めんどくさい」
「うん…ありがと硝子…私も強くなりたい…」
「オマエには無理っしょ~。生まれ変わってもむーりー超~~弱っち~じゃんお前」
「五条」

 輝く笑顔で言いやがった。滅茶苦茶失礼。五条はアヒャアヒャ笑っている。ねえ私のこと嫌いなんでしょ?嫌いなら放っておいて?それが世界平和に繋がるんだよ知らないの?どうして好んで戦争を起こそうとするの?一番上に立っちゃダメなタイプじゃない?
 ヨガ先生が言ってたけど、五条家って滅茶苦茶いいとこのお坊ちゃまなんでしょ?それなのになんでそんなガラの悪いヤンキーみたいな喋り方するの?よくヤンキー座りしてるのも見るし五条君ホント意味わかんないよ。ホントなんで滅茶苦茶に絡んでくるの?私には意味がわかんないかな。

「ねえ。五条君。頭がおかしい」
「知ってるけど。改まっての自己紹介アリガト」
「私じゃない。ねえ五条君。五条君って五条君なんでしょ?どうしてそんなにぱっぱらぱーになっちゃったの?スターに期待するようなトキメキみたいのを返して?」
「勝手に期待する方が悪くない?俺は元からこんなカンジなんだけど?」
「初対面でブスっていうのが素なのヤバくない?」
「事実じゃん」
「は?お前そのグラサン取ってみろよ」

 まぁ多少は整ってるんでしょうけど?グラサンの合間から時々垣間見えるフェイスは知ってますし?
 ハッと鼻で笑った五条君がグラサンをくいっとした。は?

「えっっっ………」
「どんまい。諦めろ」
「分かる。もう行こ。諦めついたわ」
「大丈夫だ。大切なのは顔じゃない。いい見本だろ」
「うん…ありがと硝子だいすき…」