「用がなきゃ駄目なの」
「用があったんじゃないの?探しに来るくらいだから…」
「無い。ただ顔見たかったから会いに来た。ら抱きしめたくなったから抱きしめさせろ」
「やだ。って言っても無理矢理するんだからこのやり取りが無駄すぎ。骨おらないでよ?ていうかホントにお金とっていい?」
「いくらでもいいよ?オプションフルにしといて」
「えっいらない、ごめんなさい、五条やめ、っご、じょ、っぐ、ぇ、……」
何だあれ。ふざけてんだろ。一歩後退ったさんをゴジョセンが腕を伸ばして瞬時に掻き抱いた。一方的に滅茶苦茶ぎゅうぎゅう抱きしめてるのが分かってしまう。完ッッッ全に二人の世界じゃん。あんな情熱的なハグなんかのドラマくらいでしか見たことねーよ。現実に存在すんの?やべー。しかも遠目でよく見えないけどさん耳赤くね?うわ。さんが上向いた。五条先生はずっと下向いてる。見んとこ。
「マジやべえな…」
顔を引っ込めて感想を呟いたのに、虎杖の同意がない。屍のようだ。虎杖を見ると、…耳首全部赤くして、…フリーズしてんな。アホだなコイツ。恥ずかしいなら見んなよ。
いつか私も超イケメンで3高揃ってる男見つけてやる。高身長。高収入。高学歴。…あれ、ゴジョセンって意外と3高じゃね?性格クソすぎて減点突っ切ってるけど。
…まあ、アレはアレね。少なくとも虎杖より脈アリだわ。付き合ってるのかないのかはこの際どうでもいい。ずっと僕の片思いでさ~とかゴジョセン頭おかしくね。あれのどこが両想いじゃねえんだよ。
「野薔薇~!悠仁~!はあげないからね~!」
「~~っえ、…見られてたの!?!」
返事すんのもアホくさいわ。