、狡噛は」
「サボタージュじゃないですか」
「一服にしては遅い。何かあったのか?」
「ありました、セクハラされました。捜されてボコってきてください」
「あいつがセクハラなんかするわけないだろう」
「監視カメラ見られます?」
「分かり切ってることに時間を使う必要は無い」
「ホントなのに!」
、業務上は狡噛に普通に対応しろ。あいつもあれで気にしてる」
「気にしてるなら改善したらいいでしょう」
「あれがあいつだ」
「じゃあ、根本から合わないんですよ」
「当人同士の努力次第だろう」
「私は申し訳ないと思ってますよ、宜野座さんに」
「だから、それならあまり毒を吐くなと言っている」
「吐かれるような方ですから」

 これでは平行線だ。は微塵も譲るつもりが無いらしい。狡噛も狡噛だ、関わらなければいいものを、時々あいつはこいつの挑発に乗る。屈服させようとでもいうんだろうか。俺には分からない感覚だ。

04