狡噛慎也 所持品セット
公安局刑事課支給品
パンツ
公安局刑事課支給品 パンツ

「狡噛さんなんてガバガバなパンツ履いてるんですか! フリーサイズって10センチも幅があったらずり落ちたりピッチピチになるに決まってるじゃないですか! 何考えてるんですかちゃんとしたサイズで申請してくださいよ! こっちはウッキウキで狡噛さんの腰やヒップやあんなとこやそんなとこのサイズが分かる…!? って全裸待機してたのにひどいじゃないですか! タバコは銘柄指定で申請する癖にどうしてパンツはフリーサイズなんですか!?」

 突如、監視官権限で部屋に乗り込んできた彼女は弾丸のように激しく俺に向かってギャーギャー喚き始めた。

「なんでそんなひどいことするの!」

 一息で言い切ったな。拍手でもしてやった方がいいだろうか。覚えている単語は、パンツ、フリーサイズ、サイズぐらいか。何回か出てきた言葉は覚えやすいな。で、

「……なんだって?」
「だ・か・ら・パンツの話ですよ! 勿論申請は却下しましたから」

 空耳じゃなかったようだ。どうやら俺の購入申請はにべもなく却下されたらしい。理由はとてつもなくくだらない。履ければいいんだよ履ければ。履けてんだよ。

「どうですか? あのフリーサイズのパンツではどうなんですか。ピッチピチじゃないんですか? ちょっと見せてみてくださいよ」
「セクハラだぞ」
「新しいパンツが欲しいんじゃないんですか? 欲しいならサイズを教えてもらわないと……」
「パワハラだ」

 ジリ、と近寄って来る彼女に、俺もジリジリと足を引く。
 一体、何をそんなに興奮してる? 何故手をワキワキさせている。ああ、見覚えがある。まるで佐々山が女の尻を揉むときの手つきに間違いない。

「さあ観念してサイズを吐きなさい」